オレたちバブル入行組
言うまでもなく今年の日本中の話題をさらったドラマ、あの半沢直樹の原作。世の皆さまと同じように、我が家も最初はその盛り上がりに気付かず、番組を見出したのは、第4話あたりからだったけれど、そこからでも十分面白く、特に堺雅人の「いや、十倍返しだ!」には大いに溜飲を下げさせてもらったものである。
それで、どうしてもその見れなかった前半部分を知りたいということで買ってきたらしく、そのお下がりとして自分も読んでみた。
ドラマ先行なので、登場人物のイメージは容易なものの、逆にそのイメージにとらわれすぎて、描写されている人物像と違うぞ、と思ったり、この人出てないからわからない、といったマイナス面はあったけれども、ドラマと同様に、大きなカタルシスが得られた。
逆にドラマのほうは概ね原作に忠実で、文章では表現しやすい心の機敏や苦しみ、苛立ちといったものを役者達は十分に表現できており、改めてその人気の理由がわかる気がした。
まあね、あんな風にできるとかっこいいんだけどね。
あと、どうでもいいことだけれど、どうも昔からこの堺雅人と雰囲気が似ていると言われます。にやけてるかららしいです。顔自体は全然違うようです。
- 作者: 池井戸 潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12/06
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