さよならダイナくん

結局のところ、あまり僕とは親和性はなかったけれど、それでも僕の世代はパソコンの発展とともに歩んできた世代なわけで、触れたということで言えば、MZ、MSX、FM、88、98とその時代を代表するコンピューターには接することができたし(あと強いて言えばポケコンワークステーション関係かな。ファミリーベーシックも加える?)、今思えばその黎明期になかなか贅沢な経験をすることができたなと思う(その一方でその成果の低さには我ながらがっかりだけど、それはともかく)。

自分で初めて買ったパソコンは、ダイナブックの中古のノートで、確かインターネットで検索してネット販売で購入したと記憶している。今でこそそういうのは普通のことだけど、当時はネットオークションなんて聞いたことなかったし、ネット販売なんて怪しげで、今思えば、大して金を持っていなかった時代に、よくそんな危険なことをしたもんだなと思う(そもそも、テレホーダイ時代のことだからね)。
ダイナブックを選んだ理由は、当時、アキュポイントがなんかかっこよく見えて、でもThinkPadはちょっと割高だったし(記憶違いかもしれないけど)、一応、世界で一番売れてるって話だったから。ともかくCDDはないけれどFDDとACアダプターを内蔵する、激しく重い(ソフト的にもハード的にも)機体をうれしくって、あちこちによく連れて行った。

その後、もう少し金回りがよくなって、今度もネット販売で買ったのがこれまたダイナブック。PC VEGAだったかな。当時まだ初期の価格コムで色々と値段を調べたりしたな。アカデミックな時代を支えてくれたなかなかのマシンで、そこそこ金をかけただけに、よく活躍してくれたと思う。まあ、でも一番煙の被害を受けたマシンでもあり、最後は電源が入らなくなっておしまい。世間がXPとか言ってる時代に、98で通したんだから、まあ、よく永らえてくれたと思う。

次に買ったのもまたまたダイナブック。ちょうど錦ちゃんのパソコン購入に付き合ったころに上述のマシンが壊れてしまい、もう仕事で使うわけじゃないし、たまにオフィスを使うくらいで、ほとんどネット用だからなんでもいいや、この人気機種っていうのでいいですって横浜のヨドバシで買ったのが、2006年の3月。AX/740LS。

それが先週故障。

結論から言うとHDDの故障で、メーカー修理だと、ちょっとばかばかしい値段。
っていうか、4年ちょいで壊れるのって早くない?
ということで、10年以上愛用したダイナブックシリーズとお別れ。安い機種だし、当然OEMだし、故障時期的にも微妙なところだし、とやかく言っても仕方ないけれど、とはいっても看板背負ってるわけだから、もう少しがんばってほしかったけどね。正直ちょっとガッカリだし、もはやメーカー品を選ぶ理由もないな、と判断。

今度はDELL。総合的に考えて一番安いし(って詳しい人が言ってたひとの受け売り)。まあ、とりあえず動いてくれればいいや。でもitunesにまたCD入れるのが面倒。やっと7割終えたところだったのに。

そんなところ。ちょっとしたクレーム。