おっさん化

認めたくないものだな。老化ゆえの衰えというものを。

「意味がわからない昭和語ランキング」っていうのを見てて、さすがに上位は僕も聞いたことがない言葉が含まれていたけれど、10位以下ともなると、いくつかは知ってる言葉が出てくる。もともと懐古趣味で、テレビ探偵団とか懐かしの・・・みたいなテレビをよく見ていたから、知識として知っている言葉はたくさんあるけれど、そういうのはともかくとして、リアルに記憶のある言葉、たとえば「5時から男」だとか「新人類」とか「花金」だとか「半ドン」だとか、そういう言葉を知らない世代がいるんだということについては、少しめげたりする。

今日もCDかけて運転してたんだけど、「あなたを・もっと・知りたくて」っていう名曲を聴いてたら、なんか色々と情景が浮かんできたりして、電話をかける前の気合入れとか、深夜の電話待ちとか、そういう、スイートでサワーなことを、えへっ、見たいな感じで思い出したりしたんだけど、よく考えたら、今ってそういうシチュエイション、あまりないんだろうね。携帯電話の発達で。
そういうのって、便利だろうとは思うけれど、逆に、そういうものがない時代のせつない経験をすることができた僕らの世代って言うのは、今思えば、なかなか幸せな世代だったのかもしれないね。
まあ、もっとも新しい世代は新しい世代で、僕らに想像できないような新たな経験もあるかもしれないけれど。