原子力研究所

先日たまたま立ち寄った展示会に某大学が出展していて、なんとなく過去に聞き覚えのあるような話だったので「これってあそこのことですか、うちの近所なんですけど」と聞いてみたところ、そうだということで、しかも今度初めてのオープンラボをやるっていうんで、まあ怖いもの見たさと、地元のことを少しでも知ろう、ということで、原発について特に意識が高いわけでもないけれど、見学に行くことにした。

車でよく通るところにあるので「ああ、あそこね、近い近い」と散歩がてら歩いて行ったんだけれど、この時期の暑さは相当堪えるもので、しかも思ってたところと入門場所が違っていたこともあり、まあグダグダになりながらの訪問。

やはり一番の人気は廃止措置が取られている原子炉の間近での見学だそうで、20人くらいが、その時間のツアーに参加していた。その中で、なんか見たことのある顔だなと思ったら、よく地元の駅で演説している代議士だった。まあ顔というか、いつもトレードマークにしてる色で気付いたんだけど、それはともかく、なるほど地元の代議士ってこういうところに顔を出してるわけね。
というわけで法的に定められている所定の手続きをして、線量計を首からぶら下げて原子炉本体に接近。こんなサイケデリックなスリッパ、初めて履いた。

原子炉付近ではなんとなく頭がぼーっとしたり、鼻の奥がツーンと痛い感じがしたけれど、勿論廃炉なので単なる思い過ごしだと思う。線量計も壊れてるかのように全く反応してなかったし。逆に怖いね。

まあ原子炉といっても単なるコンクリートの塊でしかないけれど、「原発」というのは正確ではなくて、発電しないから発は付かず、単なる原子炉なわけだけど、そういったものを間近で見るのも貴重な体験だし、いつか話のネタにはなるかな。
なんて軽く思ってたんだけど、帰ってから、何気なくその代議士のウェブサイトを見てみたところ、ばっちり写真使われてるやん。まいった、まいった。もう少しきれいな格好していけばよかった。別の意味で話のネタになったよ。

という夏の一日の話。