研究者について

相変わらず研究者に関する話題は炎上し続けている様子。

一時は研究者という立場の末端に籍を置き、今は研究者とは言えないけれど、研究者と接することもある自分の感想を、ごく身近な人に聞かれることがあるけれど、この場に及んでもなんとも言えないというのが正直な感想。強いて言えばどっちもどっち。本音を言えば、子供たちの理科系離れが叫ばれる昨今、ようやく研究者という職種に光が当たり始めてきたときに、マスコミもそこまで足を引っ張らなくてもいいのに、と思う。

研究者も本当に色々。ちゃんとしてる人もいれば、いい加減な人もいるし、地道な人もいれば、野心家の人もいるし、頭のいい人もいれば、それなりの人もいるし、人ぞれぞれ。なんとも言えない。
その一方で、研究機関や研究組織というのはやはり特殊なシステムで、はっきり言えば昔ながらの徒弟制度を基準にしつつ、見かけ上は中身をクリアにするために多すぎると思われるほどのチェック機構を設け、そのために研究者に研究活動以外の煩雑な手間をかけさせつつ、にもかかわらずきっちりと抜け穴もあったりして、なんていうか不思議な世界。
だからこそ、抜け目なくそういうところにぶら下がっている業者もたくさんいるわけで、正直言って自分もその一人。予算が取れたと言って買ってくれるのはうれしいですけど、それ税金ですよね、と毎回思いつつも、声には出せない。

そんなわけだから、もう少し状況を見るつもり。

オープンラボとか見に行くと、本当にこれなんの役に立つの?って研究ばかりだけど、そういうことの積み重ねなわけで、我が国はやはり技術立国ですから。なんとか若い世代には、株で一発当てるとかじゃなくて、モノづくりの部分で頑張ってほしいなと思うわけです。

僕のですか?もちろんコピペはしてないですよ。基本的に勉強家ではないので、コピペするほど他人の論文を読まなかったしね。