東武三昧

車で出かけるつもりだったけれど、予定がずれたのでちょっと思いつき、宇都宮まで東武で行くことにしてみた。

関東に住んでれば小田急ロマンスカーや京成スカイライナーぐらいは、特別鉄分が濃くなくても耳にする機会はあるものだけれど、住んでいる地域の違いか、東武特急きぬ、っていうのは聞いたことがなくって、スペーシアと言われても、ああ、みたいな感じだったので、これはなおさら乗ってみなくてはと思い、早速乗車。古い車両で、新幹線に乗り慣れている身としては、特別感はあまりないけれど、ガラガラということもあって、（後で思えば）実に快適に過ごせた。

まあ温泉観光客がメインの電車だから、平日の昼間なんかガラガラなもので、聞こえてくるのは温泉にでも行くのか、リタイアしたおっちゃん以上の年齢のグループぐらいで、華もない割には、それなりに騒々しくやってたけれど、それもそれほど苦にはならなかった。

ところがひとつだけ問題があって、あいにく手持ちの現金が5000円程度しかなく、クレジットカードを使えるタイミングもなく、行きはともかく、帰ってこれるか心配したけれど、帰りは特急に乗らないという選択で無事帰宅することができた。現地で適当に出金しようかと思ったけれど、地方だとコンビニATMどころか、コンビニさえ見当たらない、というのは、都会人のエゴなんだろうけれどね。ともかく、ひとつの電車、しかもボックス席とはいえ普通のシートに９０分も乗り続けるというのはなかなかしんどいことで、その前後でそれぞれ３０分程度の電車にも座りっぱなしで、今日はくたくたになった。

まあでも東武って、今まであまり縁が無かったけれど、大昔に乗った東上線、ここ最近乗った伊勢崎線と野田線に続いて、これで宇都宮線、日光線とだいぶ塗りつぶせてきたな。

そんなところ。